書を通して伝わること

のおもしろさ。
先日、書の軸が飾られた室礼を通して感動した出来事がありました。
御三家の流れをくむ方の家に伝わる掛け軸の室礼です。

お仲間の皆さまと書体から見えてくる背景について語り合いました。とても為になる感想を沢山聞くことが出来ました。
たった一文字の角ばった漢字から、実直で無骨な、気骨に満ちた武将の人となりが垣間見えたよう。
当時の歴史や背景、取り巻く環境も見えてきて、その人となりまで伝わってくるようでした。

お若いのに品と礼節と、その中に勝気さと強さをもっている彼女に、ご先祖からの見えないけれど、受け継がれている何かが見えたように思います。不思議なご縁でお付き合いいただいている皆さまも同じです。

そういえば、幼少のころ、家で書道や字を書く練習がとても苦痛だったのをふと思い出しました。
・背筋をのばす
・一字一字しっかりと書く
・各順番が違う等々
上げたらきりがありませんが、激がとびました
今、その字で助けられることがあります、男性的な字なんですけれど(笑)

思いを込めて書かれた字はその人となりが感じられます。
打つことが主流になってきましたが、書く文化もなくならないでほしいです。
勇猛果敢な武将の一文字、どんな思いで書かれたものか、今も調べていることと思います。

とても清々しい一日となりました。



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